【2025年】鈴鹿1000km チーム&マシン一覧 徹底解説&完全網羅

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「いよいよ復活する鈴鹿1000km、今回はどんなマシンが走るんだろう?」 「世界中のスーパーカーが集まるみたいだけど、それぞれの特徴が知りたい!」

2025年9月、多くのモータースポーツファンが待ち望んだ「鈴鹿1000km」が、数年の時を経てついに伝説の地、鈴鹿サーキットに帰ってきます。世界的なGTレースシリーズ「インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)」の一戦として生まれ変わるこのレースには、世界中から最新鋭のGT3マシンが集結します。

鈴鹿1000kmの歴史から観戦チケット、参戦チームまでを完全網羅したい方はこちらの記事をチェック!

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メルセデスAMG GT3 EVO

世界中のGTレースで勝利を重ねる、現代GT3カテゴリーを代表する一台です。最大の特徴は、市販モデルのツインターボとは異なる、レースで熟成された6.2リッター大排気量の自然吸気V8エンジンを搭載している点にあります。パワフルでありながらドライバーが繊細にコントロールしやすい出力特性を持ち、長時間のレースでもタイヤに優しく、安定した走りを可能にします。アップデートされた「EVO」モデルでは空力性能や冷却効率がさらに向上。絶対的な速さに加え、高い信頼性と経済性も兼ね備えており、多くのトップチームから選ばれています。

  • #00 Goodsmile Racing (日本): 初音ミクの「痛車」で世界を舞台に戦う、ファンに愛される日本の雄。
  • #27 Heart of Racing by SPS (アメリカ / ドイツ): 慈善活動を掲げる米国チームと、ドイツの名門AMGスペシャリストの連合軍。
  • #28 Craft-Bamboo Racing (香港): 香港を拠点に世界のビッグレースで活躍する、アジア屈指のプロフェッショナル集団。
  • #69 GetSpeed (ドイツ): ニュルブルクリンク24時間レースなどで知られる、ドイツの耐久レース専門家チーム。
  • #75 75 Express (オーストラリア): オーストラリアのレース界のスターが関わる、南半球からの実力派刺客。
  • #77 Mercedes-AMG Team Craft-Bamboo Racing (香港): メーカーの名を冠し、必勝体制で挑むCraft-Bamboo Racingのワークス部隊。
  • #888 Mercedes-AMG Team GMR (マレーシア): マレーシアを代表し、AMGのサポートを受ける強豪レーシングチーム。

ポルシェ 911 GT3 R (992)

モータースポーツにおけるポルシェの象徴、911の最新GT3モデルです。リアに搭載される伝統の水平対向6気筒自然吸気エンジンは、排気量を4.2リッターに拡大。より幅広い回転域でパワーとトルクを発生させ、優れたドライバビリティを実現しています。空力性能も大きく進化しており、特に「スワンネック」形状のリアウイングが特徴です。プロドライバーの限界走行に応える速さと、ジェントルマンドライバーでも安心して走らせられる安定性を両立。世界中のサーキットで勝利を狙える、極めて競争力の高い一台です。

  • #3/#13 Phantom Global Racing (中国): 世界のGTレースに殴り込みをかける、中国の新進気鋭のプロチーム。
  • #6/#86 Origine Motorsport (オーストラリア): オーストラリアから鈴鹿の頂点を目指す、情熱的なGTチーム。
  • #18 Porsche Center Okazaki (日本): ポルシェ正規ディーラーが母体となり、レース活動を行う情熱あふれるチーム。
  • #33 Vollgas Motorsports (オーストラリア): オーストラリアのGT選手権で活動する、経験豊富なレーシングチーム。
  • #51 AMAC Motorsport (オーストラリア): オーストラリアの耐久レースで名を馳せる、ベテランのジェントルマンチーム。
  • #61 EBM GIGA Racing (ニュージーランド / 日本): ル・マン24時間レース勝者が率いる世界的強豪と日本のタッグチーム。
  • #91/#93 Herberth Motorsport (ドイツ): 数々の耐久レースを制してきた、ポルシェを知り尽くすドイツの百戦錬磨チーム。
  • #911 Absolute Racing (中国): アジアのGTレースを牽引する、多くのメーカーから信頼される名門プロ集団。

フェラーリ 296 GT3

フェラーリのGTレースの歴史に新たな章を刻む、最新鋭のレーシングカーです。これまでのV8エンジンに代わり、ロードカーの296 GTBと同じく120°V型6気筒ツインターボエンジンをミッドシップに搭載。低重心化とコンパクトな設計により、優れた重量バランスと空力性能を実現しています。特に、レース中のメンテナンス性を考慮したモジュール構造(部品の交換が容易な設計)は大きな特徴です。革新的なエンジンレイアウトと洗練されたエアロダイナミクスを融合させ、あらゆるサーキットで高いパフォーマンスを発揮する一台です。

  • #21 Winhere Harmony Racing (中国): GTワールドチャレンジ・アジアなどで活躍する、中国の実力派チーム。
  • #45 PONOS RACING (日本): 人気モバイルゲーム会社が送り込む、日本のスーパーGTでもお馴染みのチーム。
  • #60 LM Corsa (日本): スーパーGTで長年戦い続ける、大阪を拠点とする日本のベテランチーム。
  • #555 Maezawa Racing (日本): 実業家の前澤友作氏が率いる、クルマ好きの夢を乗せたジェントルマンチーム。

Chevrolet Corvette Z06 GT3.R

最新のC8型コルベット Z06をベースに、シボレーが開発したGT3マシンです。最大の特徴は、市販車譲りの5.5リッターV8自然吸気エンジンで、市販エンジンと7割以上の部品を共有しています。ミッドシップレイアウト化されたシャシーと最新の空力設計により、高い運動性能を発揮。メーカー自身が開発した最新鋭のGT3マシンとして、大きな注目を集めています。

  • #2/#99 Johor Motorsport Racing JMR (マレーシア): マレーシアのジョホール王室所縁の、アジアを代表する強豪チーム。

Callaway Corvette C7 GT3-R

一つ前の世代であるC7型コルベットをベースに、ドイツのチューナー「キャラウェイ・コンペティション」が独自に開発したGT3マシンです。エンジンはより大排気量の6.2リッターV8自然吸気エンジンをフロントに搭載し、そのパワフルな走りで長年ヨーロッパのGTレースを中心に活躍してきました。実績と信頼性のある、ベテランマシンと言える存在です。

  • #9 Bingo Racing (日本): 高級車ディーラー「ビンゴスポーツ」が母体の、華やかなマシンを走らせるチーム。

日産 GT-R NISMO GT3

長年にわたり国内外のGTレースで活躍する、日本を代表するGTマシンです。GT-Rの象徴である3.8リッターV6ツインターボエンジン「VR38DETT」をフロントに搭載。市販モデルの4WDとは異なり、GT3規定に合わせて駆動方式はFR(後輪駆動)に変更されています。現行モデルは2018年に大幅な改良が施され、エンジン搭載位置を従来より低く、そして後方に移動させることで、低重心化と最適な重量配分を実現しました。長年のレース活動で熟成されたことによる高い信頼性と、GT-Rならではのパワフルな走りが最大の魅力です。

  • #84 Team Hardwork Challenge (日本): その名の通り、挑戦を続ける日本のプライベーター(独立系)チーム。
  • #500 TEAM 5ZIGEN (日本): レーシングパーツメーカーの名を冠した、レースの歴史と伝統を持つ日本の名門。

Audi R8 LMS GT3 EVO II

アウディの市販スーパースポーツ「R8」をベースとするGT3マシンです。最大の特徴は、市販モデルと共通の5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンを搭載している点にあります。このエンジンが奏でる甲高いエキゾーストノートは、多くのモータースポーツファンを魅了します。EVO IIへの進化で、空力性能、エンジン特性、サスペンション、トラクションコントロールなどが改良され、総合的な戦闘力が向上しました。プロからジェントルマンドライバーまで、幅広いドライバーが扱いやすいマシン特性も魅力の一つです。

  • #14 Audi Sport Asia Team (中国): アウディのアジアにおける活動を担う、Absolute Racing運営のワークス格チーム。

Lamborghini Huracan GT3 EVO2

市販モデルの「ウラカン STO」をベースに開発された、レース専用マシンです。ランボルギーニの代名詞ともいえる5.2リッターV型10気筒自然吸気エンジンをミッドシップに搭載し、その官能的なサウンドはサーキットでも際立った存在感を放ちます。EVO2モデルでは、フルカーボンファイバー製のボディの空力性能がさらに進化。ルーフ上のエアスクープや大型のリアウイングが特徴的で、より高い次元のダウンフォースと走行安定性を実現しています。そのアグレッシブな見た目と性能で、世界中のファンを魅了する一台です。

  • #19 Absolute Racing (中国): ランボルギーニを駆り、複数メーカーで参戦するアジアのトップチーム。

BMW M4 GT3 EVO

市販モデルのM4の攻撃的なデザインを、さらにアグレッシブにしたGT3マシンです。心臓部には、市販モデル由来の3.0リッター直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載し、最大590馬力を発生します。2025年シーズンに向けて投入される「EVO」モデルでは、特にドライバビリティ(運転のしやすさ)と信頼性の向上に焦点が当てられました。新しい空力パーツや、タイヤとブレーキの摩耗を抑えるためのシャシー改良が施され、長時間の耐久レースでも安定して速く走れるマシンへと進化しています。

  • #89 Team KRC (中国): 独自のスタイルと存在感を放つ、中国からの挑戦者チーム。

まとめ 新たな伝説の幕開けを見逃すな!

いかがでしたでしょうか。2025年、インターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として新たな歴史を刻む「鈴鹿1000km」には、世界中から本当に多彩なGT3マシンが集結します

大排気量の自然吸気エンジンが奏でる官能的なサウンド、最先端のターボエンジンが誇る圧倒的なパワー、そして各メーカーの威信をかけたエアロダイナミクス。それぞれに異なる哲学と魅力を持つマシンたちが、伝統の鈴鹿サーキットで速さを競い合います。

そして、それらのマシンを操るのは、日本のSUPER GTでお馴染みのチームから、世界の耐久レースを転戦する百戦錬磨の強豪まで、個性豊かなチームたちです

今回ご紹介したマシンたちの背景を知ることで、レース観戦が何倍も面白くなるはずです。お気に入りのメーカー、応援したいチームを見つけて、ぜひ復活する鈴鹿の耐久レースに注目してみてください。

新たな伝説の幕開けとなる瞬間を、共に楽しみましょう!

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