マツダは、世界的な人気を博すコンパクトSUV「CX-5」の第3世代となる2026年モデルを、2025年7月10日に正式発表することを明らかにした。発表に先駆け、同社は公式ティザーキャンペーンを開始し、新型モデルのデザインの一部を垣間見せる画像を公開したのである。
目次
ティザーから読み解くデザインの進化

公開されたティザー画像は、新型CX-5の側面、フロントとリアのライト部分を断片的に捉えたものである。これらの画像から、デザインの方向性についていくつかの特徴が見て取れる。
- よりエッジの効いたスタイルへ: 新型CX-5は、現行モデルの曲線的な造形から、よりシャープなボディラインと角のある灯火類を備えた、エッジの効いた外観へと進化を遂げるようだ。海外メディアからは「BMWのような雰囲気を持つ」との指摘もなされている。
- デザインは「進化形」: 全面的な刷新というよりは、現行モデルのデザインを昇華させたものになると見られている。サイドプロフィールは、公開されたティザー画像の窓への反射から、現行モデルと酷似しているとの分析もある。
- 最新のマツダデザイン言語の反映: YouTubeチャンネル「AutoYa」がティザーを基に作成したレンダリングCGによれば、フロントマスクにはコンセプトカーで示唆された新たなLEDデイタイムランニングライトが採用されると予想される。また、リアの灯火類とバンパーは、上級モデルであるCX-70やCX-90から着想を得たデザインとなる可能性が示されている。
パワートレインとプラットフォームの謎
新型CX-5の心臓部となるパワートレインについては、未だ多くが謎に包まれている。
現行モデルは2.5リッターのガソリンエンジン(自然吸気およびターボ)を搭載するが、新型では新たな選択肢が加わる可能性もある。兄弟車であるCX-50がトヨタRAV4由来のハイブリッドシステムを搭載することから、新型CX-5にも同様のハイブリッドモデルが設定されるのではないかという憶測が流れているのだ。
また、この新型が完全な新設計のプラットフォームを採用するのか、あるいは現行モデルを大幅に改良したものとなるのかも、現時点では明らかになっていない。
インテリアへの期待

インテリアに関しても詳細は不明であるものの、現行モデルが持つクラスを超えた上質感を継承し、同様に豪華で気品のある室内空間が提供されるものと期待される。
トヨタRAV4やホンダCR-Vなどがひしめく競争の激しいコンパクトSUV市場へマツダが投入する新型CX-5。その全貌が明らかになる2025年7月10日の発表に、大きな注目が集まっているのである。
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